2023/03/24
区役所のケースワーカー様より退院後のお住まいを探している方がいるとご相談いただきました。
ご本人様は生活保護を受けられている身寄りのない方で、10年前に統合失調症で入院し、長い間病院で生活をされています。
ご病気はお薬で落ち着いているので症状がなく退院できる状態です。
介護度は要支援1で日常生活の基本的なことは出来るが少し手助けや見守りが必要となります。
アパートで一人暮らしは不安、老人ホームで人がいる環境の方が良いというのがご本人様のご希望でした。
施設探しで難航している中、3か所の施設をご提案いたしました。
1 自然豊かな地域にある高齢者住宅
2 自由度が高いサービス付き高齢者住宅
3 住宅地にある住宅型有料老人ホーム
施設を探すにあたって生活の手助けが受けられるかをケースワーカー様が心配されていました。
ご提案した施設の中から管理人が24時間常駐している住宅型有料老人ホームが良いのではないかということで、ご本人様と代理人の弁護士さんにお話をお願いしました。
その後ご見学をする流れとなった為弁護士さんと連絡を取り、3人で施設を見学しました。
お部屋や共用部を実際に見て、日常生活のお困りごとや介護のサポートが必要な場合は管理人さんがご相談に乗っていただける環境だとご説明を受けました。
お弁当とお薬は一緒に配膳が可能で、系列のデイサービスでレクリエーションや健康のサポートを受けることができる施設です。
ご本人様に次のお住まいとしてどうか、伺うと満足ですと気に入っていただけました。
お話を全て終えた後、施設の担当者様がご本人様に「〇〇さん、ご入居待ってますね」と優しく声掛けされていたのが印象的でした。
その後弁護士さんに必要な書類をご準備いただき申込み、ご入居となりました。
ご入居後はお変わりなくお過ごしだと伺っております。
有料老人ホームは病院とはまた違う環境ではありますが、ご本人様が穏やかに毎日を過ごせるようお祈りしております。